2019年03月30日
札幌における様々な子育てのサービス①
今まで子育てをしている方々にお話しをうかがってきましたが、CASE6の白取さんは子育てのサービスをくまなく使っていて、とても参考になることが多かったです。
その中で気になるサポートをリスト化し、リンクを張っていきました。
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病気回復期にあって、集団保育が困難な生後5カ月から小学校6年生までのお子さんを、勤務などの都合により家庭で保育することができない保護者に代わって、市内6か所の専用施設で、一時的に保育します。 看護師や保育士などの専門スタッフが、お子さんの健康状態をチェックしながら、保育、服薬の介助および給食の提供などのサービスを行います。
※利用にあたっては事前登録が必要(緊急で利用が必要になった場合は、実施施設へ相談)
※働きながら仕事をすると決めている場合には、出産前に上記の利用登録をしておくのがよさそうです。
さっぽろ子育てサポートセンターは、子育ての支援を受けたい人(依頼会員)と援助したい人(提供会員)により会員組織をつくり、地域や会員相互で子育て家庭を支援する仕組みです。
札幌市の行っているサービス「さっぽろ子育てサポートセンター」と同じ活動
札幌市社会福祉協議会が問い合わせ窓口。
上記のリンク先は別ですが、活動内容は同じです。
◇札幌市こども緊急サポートセンター
こども緊急サポートネットワークは、急な発病や緊急を要する子どもの預かり等を希望する人(依頼会員)と援助したい人(提供会員)が会員組織をつくり、市民同士の助け合いの精神を基に、子育て家庭を支援する仕組みです。
「んぐんぐまーま」は、「んぐまーま」に集まる双子と三つ子の親子が立ち上げた多胎児親子の会です。
双子、三つ子などの親子が月1回札幌大谷大学短期大学部子育て支援センターに集まって、みんなでおしゃべりしたり、情報交換したり、木のおもちゃで遊んだり、お弁当を食べたりしてのんびり過ごしています。
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働きながら子育てするうえで必要なサービスはその人のニーズに合わせて出てくると思います。生活の上で悩みがあった際には自分ひとりで抱え込まずに、行政やNPO、地域などのサポートを調べてみるのが第一歩かもしれません。自ら一歩歩みよってみることで、働くこと、子育てすることに勇気が出てくるかもしれません。
2019年03月28日
gurumiの活動が新聞に掲載されました
2019年3月22日(金)発行 北海道新聞朝刊「ガチでまち愛」というコーナーでgurumiの活動記事を掲載していただきました。
研究員 猪熊のテキストを北海道新聞の中井記者がすてき~に編集していただき感謝です。
改めて、gurumiという活動を第三者がどう見て、感じて、見守ってくれているのか、研究員ではない他の誰かとのやりとりの中で自分たちの活動を知っていくことの大切さを感じました。
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春以降のgurumiの活動はより外に出ていくことになりそうです。
子育てと同じように、じっくりゆっくりなgurumiの活動ですが、これからも個々のペースで一緒に学んだり、つくったり、楽しんだり、悩んだりしていきたいものです。
2019年03月28日
二人目お母さんに聞いてみた!!
お母さんになってみて、子供から学ぶことは多々あすと感じますが、子供が増えることで生活や子育てがどう変化したのか、とても気になるところです。
今回は二人のお子さんの先輩お母さんに、子供が二人に増えたことで変化したこと、変化しなかったこと、嬉しいこと、大変なことなどなどうかがってみました。
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■二人目子育てのアレコレ
・一人目の出産と二人目の出産はどのように違いましたか?二人目の出産の時に、一人目の時とは違う準備などはしていましたか?
⇒仕事面で言うと、一人目の時は前の会社を退職して社会との接点が極端に少なくなってましたが、二人目の出産の際には産休ギリギリまで奔走していました。お陰で(?!)余計な不安を抱え込まずに居れたのは精神的によかったです。
一番悩んだのは、お腹が大きいときに多感な3歳児を遊ばせてあげるための休日の過ごし方です。「おおどりんこ」など公共の子育て支援センターを利用したり、習い事でプールに通ったりしながら、身体を動かし発散させることを心がけました。
・出産、子育て真っ最中ですが、子どもが二人いてよかったな~と思うことはなんですか?
⇒子どもは生まれながらにして違う個性の持ち主であると実感できることです。私の性格上、一人だけだった時は無意識に子どもの歩む道をリードしていたかもしれません。今二人いることで「見守る」というスタンスでいれるのは私にとっては良いことです。(手が回らないのもありますが)子の人生は、親の望む人生じゃなく、一人一人の人生ですからね。
また、最近は子ども同士で見つめあったり、遊んだりする様子もあり、正直かわいいです。(笑) 家庭に子ども社会ができたので、親子や子同士がどんな関係になっていくか今後が楽しみです。
・子どもが二人居て大変だな~思うことはありますか?
⇒家を出るまでの支度と入浴。とにかく時間がかかる!でもこれは下の子が1歳を超えたら、少しは時間短縮されると信じています!!!
・子育てや日々の生活で大変だなぁ と思った時はどのように対処していますか?
⇒この1年は保育園の休みの日と主人の休日が合わないので、週末はワンオペ育児でした。
一人で抱え込まずに主人や友人に現状を知ってもらって、次の週末はどう対処していこうかを考えていきました。未婚の友人もこの現状を理解してくれて、子供たちと一緒に遊んでくれているので助かっています。
・子どもが増えて、夫婦間で変化したことはありますか?
⇒子育て年数が夫婦共に増えてきたので、乳児に対するオペレーションが二人とも上手になってた!自分たち「親」の成長も感じることができたし、お互いの仕事やメンタルの状況をより思いやりながら日々助け合い、家事分担をしています。お互い思いやってる気がしています。(気がしているのは私だけか、夫に聞いてみます!笑笑)
・これから二人目を出産するかたになにかアドバイスがあれば教えてください。
⇒アドバイスを言うのはお恐れ多いのですが、、、
私の場合は、3歳差で二人目を出産しましたが、何歳差がベストかなどは気にしませんでした。でも上の子がしっかり長距離を歩けるようになったことや、会話を理解してできるようになった時期だったのには、お腹の大きい時期にとても助かりました。
家族のあり方は無限通りなので、夫婦・親子の心地よい環境を築ければいいですね!
2019年03月26日
子育てをサポートしてくれる人たちが居るということ
gurumiメンバーの猪熊です。
普段はNPO法人の代表として活動し、プロジェクト単位の仕事をしていることが多く、会社に所属して出勤している~という働き方ではありません。ようはフリーランス的な働き方なので、「働かざる者食うべからず」です。
普段、子供たちは家の近くの保育園に通っているのですが、夕方以降や日曜日に活動したり、仕事を行うことも多々あります。
そんな時に仕事で関わっている方々にも”子育て”を身近に感じてもらいたい、知ってほしいという想いから、可能であれば仕事やイベントの近くで「保育」を頼む様にしています。
イベントや会議に参加する場合はその会場の近くの会議室を保育スペースにしてもらったりして子供たちは専門の保育者と共に過ごしてもらいます。
親の”仕事”の近くで安全に安心して過ごせる場づくりって、こうやって人の手を借りてつくれるものなんだなぁと実感しています。
今まで私たちがサポートをしてもらったのは、NPO法人北海道子育て支援ワーカーズさん。「子育ては、お母さんだけの仕事でしょうか?お父さんはもちろん、家族、地域、社会、多くの人が支え合ってするものと私たちは考えます。」このテキストを読むだけで、救われる子育てしている方っていると思います。私もその一人です。
札幌市内、小樽、石狩で地域の子育て支援拠点である”ひろば”も運営しているので、そこで出会った方が保育に来てくださることもあります。
なにか仕事で誰かにサポートしてほしいと思った時に、自分の親や友達以外にもこうやって耳を傾けてくれる人たちが居るというだけで、少し気がほっとするかもしれません。
働きながら子育てする。
子育てしながら働く。
自分たちらしい、”働く”も”子育て”も少しづつみつけている途中です。
2019年03月25日
【レポート】ミシンをつかって、こどもたちのものを作りましたよ
3月は季節変わり目の準備、入園を控えている親子も多いはず。と企画したのが、今回のミシン企画。当初、4月の保育園、幼稚園入園グッヅをつくろう~とお伝えしていましたが、結果、参加されたみなさんは「こどもたちのものをつくりたい」とそれぞれに生地や素材を持って集合しました。
会場は駅前通りにある「コバルドオリ」外からも中が見えるので、通行しているかたたちはなにをしているのかな~と眺めているかたも多かったです。
が、下の写真の様に皆、集中してつくりました。
参加したメンバーは5名。
エプロン、きんちゃく、スタイ、絵本バッグ・・・とそれぞれつくりたいものはバラバラ。
そして、ミシンの指導をしてくださったのは先輩お母さんたち。
「娘、息子につくったのよ」と見せてくださった力作たちは、懐かしさと共に母親の愛情がギュッと入っているなぁとついつい眺めてしまいます。つくるのに参考にさせてもらいながら進めました。
0歳児のお母さんたちの参加が多かったので急遽、子供たちの遊び場をつくって、空間を仕切りました。こどもたちはゆうゆうと遊んでもらって、お母さんたちは子供たちが泣かぬ間に制作です。
エプロンは型紙というか、デザインから考えました。子供たちの背丈にはもちろん合わせて、使う用途をしっかり聞き入れて寸法を出してくださった先輩お母さん。
ひさびさに手作りする参加メンバーはまずは生地に印をつけて、切るところまでがひと仕事。
「この生地かわいいでしょ~」と生地だけで盛り上がれちゃうのも今のうち!笑
スタイはお気に入りのものを持参してもらい、それを基に型にして、生地に採寸していきます。目の前の我が子がつけるとなるとイメージが湧きますよね。
途中こどもたちのお昼寝タイムがあり(お母さんの背中でお昼寝)つつも、起きているときもお母さんは縫い上げます!
12時~15時の3時間。途中、授乳やお昼ご飯、オムツ替えもしながら制作はあっという間。
出来上がった人も途中だった人もまずは記念撮影。
子育てがひと段落した先輩お母さんたちとの会話も楽しく、世代を超えた交流の可能性がみえた時間でもありました。先輩お母さん、丁寧に教えてくれてありがとうございました。
未完成なものはあとは家での制作となりますが、無理せず自分のペースでつくるのが鉄則。出来上がりをこどもたちが使ってくれることを思うと、うれしいものです。
2018年12月24日
【レポート】まちの子育て勉強会~子どもの個性のみつけかた、のばしかた~
季節はもう冬、、、ですが、今年が終わる前に夏に行った勉強会のレポートをつづります。
まず、gurumiで「子供の個性のみつけかた、のばしかた」をテーマに勉強をしたい。と思ったのは、まさに自分たちの子供の成長過程のなかで、彼らの興味や好きなことごとをどう伸ばしていけばいいのだろうか? という会話がきっかけでした。
自分で言葉を少しづつ発するようになると、したいこと、好きなこと、嫌いなことなど自分の意志を伝えてくれることが増えてきました。
親としては子供の気持ちを尊重しつつ、日々の生活のなかでの遊びを中心に
どういったことができるのか悩むものです。
「自分の子供は絵本を読むことが好きだけど、手が汚れるようなことは苦手」
「絵を描くことが好きだけど、人前だと恥ずかしい気持ちが全開」
「一つのこと(遊び)に集中すると、次のこと(食事など)に切り替えられない」
など、個人個人の特徴が年齢や性別によってもバラバラです。
そんな話をベースに、今回の先生である作業療法士の青木美紀先生と勉強会を設計していきました。
勉強会ではまず子供たちが成長過程のなかで身に付ける「感覚」について知っていきます。視覚・聴覚・触覚・嗅覚・味覚などの五感がベース。
他にも、
体の傾きやバランスや動きを感じる平行感覚。
熱さや冷たさを感じる温度感覚。
痛みを感じる痛覚。
筋肉などから伝わる、力加減や手足の動きや位置を感じる、固有感覚。
この体に備わっている「感覚」を使う遊びが「感覚遊び」
実際に子供たちと一緒に遊びを実践して、親の私たちは遊びの経験値を上げていきました。
今回の感覚遊びは、、、
・シーツ遊び
・おふとん遊び
・こちょこちょ遊び
・かくれんぼ遊び
・かんかく遊び
・トンネル遊び
・しんぶんし遊び
実際に遊ぶと子供たちは元気に楽しんでくれました。家のなかでできることがベースだったので、きっと家で実践しているお父さん、お母さんもいるはず。
0~6歳という幅のあるお子さん、そして親御さんが参加してくれたこともあり、感覚遊びの参加の仕方ももちろん様々でした。
もう少し大きくなったら、こんな遊びができるんだと発見があったり、女の子のお母さんは男の子の元気さにびっくりしたり、自分たちだけではない誰かと学びがあると、発見は多くなるものです。
1日1日成長する我が子とまたみなさんと一緒に遊びから成長を知ること、そして、その子の個性を知りながら、どう伸ばしていけばいいのか。
子供は遊ぶことで得ることがたくさんあることを改めて知る時間となりました。
2018年08月05日
【Research】子どものことを真剣に考えてつくったら、 大人も一緒に楽しめる百貨店になっていた
7月初旬。
gurumiメンバーが訪れたのは、札幌駅直結のさっぽろ東急百貨店5階のベビー・子ども服 玩具売り場。gurumi内で「東急百貨店の子ども服売り場はちょっと違うんだけど、どんな想いが詰まってるんだろう?」ということが話題になり、さっそく担当者に会いに行ってきた。
対応してくださったのは、営業推進部 販売企画 広報担当マネジャー 阿部祐子さん。子ども服フロアを担当した後、現在はさっぽろ東急百貨店全体の広報を務めている。
2018年3月・さっぽろ東急百貨店45周年に合わせたリニューアルによって、5階のベビー・子ども服 玩具売り場も一新した。
「リニューアル前に、店長が育児をしながら勤務している従業員を集めてランチミーティングを行っていました。そのミーティングでは、子どもフロアの使いやすさや巡りやすさなどを親視点で伝えてくれ、アイディアがたくさん出てきたんです。」
百貨店としては異例なフロアのど真ん中に子どもたちの遊び場をつくろう。というアイディアもこのミーティングから出たアイディアだった。
「百貨店としては、売上がある場所ではあるのですが、フロアの真ん中に遊び場があると、どこからも目が届いて安心感がありますよね。そして、子どもたちが遊んでいると”良い空気の動き”があるんです。」
たしかに、大抵のデパートの子どもの遊び場はフロアの端っこにあり、子どもと親だけの空間になりがちだが、東急百貨店の遊び場は周りの従業員のかたたちの温かい視線のなかで子どもたちが遊んでいる。しかも、ボーネルンドがプロデュースしたプレイスペースは子ども心をくすぐるデザイン。この遊び場と共に成長過程が見れるのも面白いかもしれない。
そして、なんといっても通路が広い!
ベビーカーがぶつかる心配もないし、広いので、座れるエリアも大きい!乳幼児のお子さんと一緒に来た場合、おんぶ紐から解放したり、少し横に休憩させたりと、使うイメージが沸いてきます。
「改装時のテーマが”ホーム”でした。長時間居ても疲れない家みたいな空間。三世代で遊びにきても、休憩できる場所が多いとお買い物を待てますよね。リニューアル前からあったカフェもお子様向けのメニューを作ってくれていて、親子で休憩できると人気です。」
カフェの隣にある「ベビー休憩室」も広くて綺麗。授乳室、おむつ替えスペース、ミルクをつくるための給湯器、シンク、ベビーフードの自動販売機、電子レンジ、そして、イートスペースまで完備されている。まちの中にこういった場所があるというだけで、乳幼児のお母さん、お父さんは外出してウィンドウショッピングでもしてみよう。と思えるのではないだろうか。そんな私自身も同じ気持ちだ。
この東急百貨店の5階フロアで一番の特徴は、なんといっても2017年4月に開園した「保育園」があるということ。さっぽろ東急百貨店・いちい保育園 プロジェクト「さっぽろ駅前保育園」は<東急百貨店で働く従業員のお子様>と<保育の利用を必要とする近隣地域のお子様>の他、<東急百貨店と契約している他企業従業員のお子様>が利用できる「企業主導型保育事業(認可外保育施設)」。月極保育と一時預かり(予約制)がメインで、月極保育の対象は生後2ヶ月~2歳児。定員は19名となっている。(一時預かりは1歳児~就学前の6歳児)
限られたスペースの中で、こどもたちと保育士さんが過ごす様子はもちろん普通の保育園と変わらない。ただ、百貨店の中にあることで、屋上で運動会を行ったり、百貨店にやってくるサンタさんが保育園にやってきたりと面白さがある。
「百貨店という場所を生かしながら開店前には屋上で遊べるよう調整してくださったり、イベントにも園の子ども達が参加できるよう工夫してくださるなど、一緒に子どもたちにとってより良い保育環境を考えてくださるので、とてもありがたいです。」と園長の藤川先生は言う。
降園後は東急のお惣菜売り場で夕飯のおかずを買って帰る~という家族の姿も少なくないとのこと。働くお母さん、お父さんにとって、まちなかに、そして百貨店内に保育園があるからこその楽しみかたもあるかもしれない。
さっぽろ東急百貨店の5階には、子どものことを真剣に考えてつくられた機能やスペースがふんだんにありました。子どもが楽しんでいたり、子どもに無理をさせていないという状況は、親としては気を楽にしてショッピングも楽しめます。百貨店は”買う”場所から”過ごす”場所に変化しているのだなと実感した1日となりました。
【こんな場所もある!】
●さっぽろ東急百貨店屋上「なかよし広場 FIELD」
走り回ることのできるトラックやすべり台がある遊び場には、土日になると多くの親子連れが訪れる。また、赤ちゃんのスペース(ハイハイできるエリア)や飲食スペースなどもあり、子どもの成長によって遊べるエリアがあるのが嬉しい。
●5階の子ども靴売り場
ファーストシューズから記録をとり、成長を見守りながらその子に合った靴を発見できる。子ども靴の品ぞろいは札幌市内最大級。プロのシューフィッターが居るので相談しながら選べる。
●5階フロアのお手洗い
子ども用のお手洗いが、男女共に完備。お父さん、お母さんどちらについていっても、子どもたちも親も安心して使える。嬉しい発見です。
2018年07月02日
【レポート】まちのこそだて勉強会「食べるからはじめる料理教室 副菜編」
まちのこそだて勉強会
「食べるからはじめる料理教室 副菜編」を7月1日(日)に実施しました。
お弁当、夕食のあと一品ってどーしたらいいの?ということを、「チムチム」のオーナー中村正敬さんから学びました。
「チムチム」は五感と身体に優しい食事を提供しており、日々のお弁当やケータリングなど子どもから大人まで安心できる食を提供しています。
チムチムさんの紹介の後は、参加された皆さんから自己紹介。
日持ちする副菜のつくりかたを知りたい/子どもでも食べれるような野菜の副菜づくり/お弁当のおかずがワンパターンになっているのを解消したい など、
みなさんそれぞれの想いを持って参加してくれました。
勉強会のメニューは、
・副菜というものの考え方
・手間をかけずに副菜をつくる料理のコツ
・お話をしながらお食事
・実際にやってみる副菜づくり
の大きく4つ。中村さんのお話を聞きながら、そして食べながら学んでいきました。
副菜はあくまでも「箸休め」的な存在であるということ。主菜を引き立てながら、サラダではない豊かな野菜の取り方ができます。
そして、副菜のとっても嬉しいところは「保存食」になるということ。=発酵食品の接種がしやすい。酢の物や醤油やこうじを使って作ることで、腸の活性化を手伝ってくれる効果もあります。
副菜をつくるコツは、
・名前のある料理にこだわらないこと
・ドライのハーブやスパイスを買いそろえておくと、差し替えるだけで幅が広がる(後半でこのことを実践しました)
・乾物の野菜や海草類は水で戻してすぐに用意できるものを買い揃えておく(切り干し大根やひじきなど)
・主菜で使った野菜は必ず多めに切り、保存する(保存方法は塩漬けなど)
そして、参加者のみなさんが一番ビックリしたことは、、、
●主菜の煮汁や焼き汁は冷凍してとっておく(2、3週間保つ)
主菜で使ったお肉やお魚からうま味が凝縮されるこの”汁”が最高の副菜の調味料なんだそうです!!!
今回の献立は、、
<主菜>漬け鶏とカブのオリーブオイル煮/鯖の味噌煮
<副菜>千切りショウガと鰹節の佃煮/カブのピクルス/こんにゃくの梅味噌和え/切り干し大根のハーブオイル漬け
ごはん、お味噌汁
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この献立を見て、みなさん解ったでしょうか?!
主菜の漬け鶏とカブのオリーブオイル煮の煮汁を使って、副菜の切り干し大根のハーブオイル漬け、そしてカブを多めに切っておいて作ったのがカブのピクルス
主菜の鯖の味噌煮の煮汁をつかって、こんにゃくの梅味噌和え、味噌煮に使うショウガを多めに切っておいてつくったのが、千切りショウガと鰹節の佃煮
主菜の味付けに、副菜はハーブやスパイスを加えることによって、たくさんの味を体験できるワンプレートでした。参加されたお子さんたちも大満足。
1つのテーブルを囲んで大家族の食卓の様でした。
食事の後は実際に副菜をつくりました。
中村さんが用意してくれたのは、材料として塩で水出しをした
大根/人参/じゃがいも(千切り)/キャベツ
そして、調味料として
塩/醤油/味噌/鰹節/ゆかり/ごま油/ハーブ(バジル、セージ、タイム、オレガノ)/スパイス(クミン、カルダモン、オールスパイス、コリアンダー)
調味料には敢えて名前はつけずに、自分の嗅覚で確認しながら、材料と調味料を和えます。
お母さんがつくってくれた副菜、美味しそう!ばくばく食べていましたね☆
お子さんの食事は楽しく!が一番と中村さん。無理に食べるのではなく、楽しく美味しく食べることが一番の調味料だそうです。
各々つくった副菜は、1日置くと味が馴染んで変化していくそうなので、日々の食事のなかで実験しながら楽しめます。
「食べるからはじめる料理教室」頭もお腹も満たされて、日々のご飯やお弁当づくりに活かせそう!との声が聞けました。
子育て中のお母さんは、子育てや家事、そして仕事に追われることも多いと思いますが、主菜を作りながら、副菜をつくり、主菜の煮汁は大切な調味料として取っておく〜 となると、冷蔵庫や冷凍庫の中がとっても豊に、そして日々の食卓も豊になっていくのではないかなと思います。
さぁ。今日から台所に立つのが少し?楽しくなっているはず!
2018年06月07日
blogができました
このblogでは勉強会の様子や日々の研究員の研究報告を行っていきます。